2010年2月 3日
ルーヴル美術館の現代
1985年から1989年にかけて、ミッテラン政権下の「グラン・ルーヴル・プロジェ」(大ルーヴル計画)により大改築が行われた。主に地下部分に増築を行い、大蔵省等ルーヴル宮殿内にあった政府機関を移転して新たなギャラリーとするとともに、イオ・ミン・ペイ設計による、ガラスのピラミッドを中庭においてメインエントランスとし、その直下にインフォメーション・カウンターと各ギャラリー・店舗・食堂へのアクセス可能な大ホール(ナポレオン・ホール)を有する、近代的な美術館の面も持ち合わせるようになった。なお、美術館に直結する地下街にはやはりイオ・ミン・ペイの設計になる逆ピラミッドが設置されている。
2012年、フランス北部のランス(Lens)に分館が開館予定である。設計は日本人による設計事務所SANAA(妹島和世・西沢立衛)とアメリカのイムレー・カルバート(Imrey-Culbert)社が手掛ける。また、アラブ首長国連邦のアブダビにも分館の建設計画があり、2012年開館予定である。
部門別の収蔵品
収蔵品は、古代エジプト美術、ヘレニズム彫刻やギリシア盛期のローマン・コピーを含む古代ローマ彫刻、古代オリエント美術、中世・ルネサンス・バロック・ロココなど各時代のヨーロッパ諸国の絵画などの充実した収蔵品で知られる。なお、近代(19世紀後半-20世紀前半)の作品は国立オルセー美術館、現代の作品はポンピドゥー・センターに収蔵されている。
展示は、古代オリエント部門、古代エジプト部門、古代ギリシア・エトルリア・ローマ部門、絵画部門、彫刻部門、工芸部門、イスラム美術部門、グラフィック・アート部門に分かれ、この他に中世のルーヴル城の遺構を保存した展示と、ルーヴル宮の歴史に関する展示がある。2000年からはアフリカ、アジア、オセアニア、アメリカの民族美術の展示も行われているが、この分野の展示品はケ・ブランリ美術館の所蔵品である。
古代オリエント部門
展示場は、リシュリュー翼1階西側の1 - 9室、それに続くシュリー翼1階北側の10 - 21室、及び、10室の南に続くA - D室である。この部門は、キリスト教発祥の地であり、西洋文明の故郷でもある中近東、具体的にはレバント(今日のシリア、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ自治区、レバノン、キプロスなどを含む地中海東岸地域)、メソポタミア、イランなどの地域の古典美術を対象とし、シュメール文明、アッカド帝国、バビロニア王国、アッシリア帝国、アケメネス朝ペルシャなど、西暦紀元以前数千年にわたりこの地に栄えた諸文明の遺産がみられる。
ポール=エミール・ポッタは1843年、メソポタミアのコルサバードにある、アッシリア帝国・サルゴン2世の宮殿跡を発掘し、宮殿を護っていた巨大な有翼人面牡牛像などの遺宝をもたらした。これがもとになって1847年にアッシリア美術館ができ、1881年にはルーヴルの一部門となった。4室は「コルサバードの中庭」と称され、前述の有翼人面牡牛像などの巨大彫刻群が並べられている。このほか、3室にある『ハンムラビ法典』、12室にある『スーサの玉座の間の柱頭』なども著名である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」があることで有名です。
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